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日本人はこれから何にお金を落とすのか?「モノ」から「コト」へ

 日本人はこれから何にお金を落とすのか?

日本人はこれから何にお金を落とすのか? (幻冬舎plus+)

日本人はこれから何にお金を落とすのか? (幻冬舎plus+)

 

 

日本人はこれから何にお金を落とすのか? (幻冬舎plus+)を読みました。この本は日テレの朝の情報番組「スッキリ!」にも出演している流通コンサルタントの坂口孝則さんの著書です。

 

まず昨今の消費の移り変わりを、しっかりとしたエビデンスに基づき分析しています。

 

  1. 大量生産、大量消費:単一商品を文字通り大量に生産し、安価な価格を志向する。
  2. 顕示消費:ブランド商品など、他階層との差異がステータスとなり購買理由となる。  
  3. 社会的消費:ロハス、スローフード、エコロジー、フェアトレードなど、自己や共同体をこえ、国家・地球レベルでの「正しい」消費を志向する

 

大量消費顕示消費社会的消費と時代とともに消費の仕方が変わっているといっています。これは顕示消費のなかにも大量消費があり、消費のしかたが重なりながらも着実に移り変わっているということです。

 

イメージしやすいように音楽で考えてみます。1990年代にはCDの売り上げが100万枚を超えることは当たり前で、俗にいうCDバブルの時代でした。これを大量消費と捉えます。また流行っているドラマの主題歌を聴いていることがイケているといった消費行動や、それとは反対にみんなとはちがってマイナーなジャンルを聴いていることがオシャレといったサブカル的な要素を持つひとたちも現われます。これが顕示消費です。

 

ところがインターネットの普及に加え、誰もがスマホを持ちYoutubeを通してお金を払わなくても音楽を聴くことができるます。しかしファンならの違法アップロードされたものを聴くのではなく、きちんとCDを買って応援していくべきだというのが社会的消費です。

 

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買いたいものはない。でも「等身大のカリスマ」にはお金を使っている!!

本書では「いまの日本人は宗教消費である」といっています。「宗教」と聞いて清水冨美加さんの出家騒動が頭をよぎりましたが、そうではありません。帯にもあるように買いたいものはない。でも「等身大のカリスマ」にはお金を使っている!!ということです。すぐにはピンとこないかも知れませんが、例をだして考えてみたいと思います。

 

ここでは4つの例が挙げられています。

  • 投資家から届くメルマガ
  • バンドのライブ
  • 地価アイドルとのチェキ
  • クリエイターのつくるタオル…etc

 

先ほどの音楽の消費に戻りますが、いま100万枚を超える売り上げを達成しているのはAKB48のみです。ゴールデンボンバーが先日発売したシングル『#CDが売れないこんな世の中じゃ』で「景気がいいのはAKBだけ」とネタにするほどこれは異常な出来事です。

 

しかし、一方でCDが売れないと言っていますがアーティストの寿命は延びていると『ヒットの崩壊 (講談社現代新書)』で述べられています。その秘密はライブにあります。すこし前まではYoutubeで動画が見れるのに、わざわざライブにいく必要がないと思われていました。しかしこの考えは昨今のフェスやライブの熱狂的な盛り上がりを見れば間違っていることがわかります。またライブ市場は右肩上がりに増え続け、データによってもきちんと裏付けられています。つまり消費の仕方がCDからライブに移り変わったのです。

 

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よく「モノ」から「コト」へと言われますが、「情報」から「体験」に消費が移り変わっていることを表しています。

 

この手法をいち早く取り入れ成功したグループがAKB48だと思います。ファンは音楽が聴きたいから買っているのではなく、メンバーと握手したいからCDを複数枚買っているのです。当然、本来の用途とは違った購入のされかたから批判もあり、また弊害も出ています。

 

先日、欅坂46の握手会に発炎筒は投げ込まれた事件がありました。これについてフジテレビの「ワイドナショー」でヒロミさんが、もう握手会とかやめちゃえばいいじゃん。アイドルはカリス的存在のほうがいいよ、というような趣旨の発言をしていました。ヒロミさん自身、アイドルと結婚していて言いたいことは十分わかりますが、消費の変化に逆行して成功することは難しいと思いました。(続く)

 

参考書籍など

日本人はこれから何にお金を落とすのか? (幻冬舎plus+)

日本人はこれから何にお金を落とすのか? (幻冬舎plus+)

 

 

ヒットの崩壊 (講談社現代新書)

ヒットの崩壊 (講談社現代新書)

 

  

#CDが売れないこんな世の中じゃ

#CDが売れないこんな世の中じゃ

 

 

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